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築100年以上の歴史あるお家をリノベーション!一緒にいるけど一人の時間も楽しめるお家。
戸建て日本
夫婦+姉の3人暮らし
所在地 | 大阪府泉大津市 |
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間取り | 3LDK(リフォーム部分) |
築年数 | 約100年以上 |
家族構成 | 夫婦+姉の3人暮らし |
工事費 | 約2000万円 |
竣工年月 | 2019年3月 |
建物種別 | 木造平屋建て |
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リフォームをしよう!そう思ったきっかけとは?
- 「本当に古いお家なので、何十年も前からリフォームしたいなぁと考えていました。
住みにくい間取りで、面積はあるんだけど、利用できるところが少なかったんです。」とS様。例えばお部屋が真ん中にあることで、それを通路として使ってしまっていたのだそう。奥の部屋に行くには部屋を通らないといけないので 誰かの部屋にすることはできなかったのだとか。「中廊下もまっ暗。水廻りスペースは狭い。洗濯機は中庭に置いていたんです。」
何十年もリフォームがしたいと思っていたS様。重い腰をあげたきっかけは、「掃除をしてもキレイにならない」こと。「以前は、水廻りだけ部分リフォームをして済ましていました。でもやっぱり昔の家ってキレイを保つのに時間も労力もかかるんです。毎日掃除していても、キレイになったような気がしなくって。家全体が古ぼけて薄汚くなっていったり、襖もまともにきっちり閉まるものがなくて前後斜めに隙間が空いてる。どうしてもきちっとキレイな状態にはなかなかならなくてそれが自分の中で大きな問題でした。
年をとってから家が汚い状態で暮らすという想像をしても辛いし、年をとると体も動かなくなってくる。今までしていた毎日の掃除が3日に1回になってできないなど、そういう風になってくるので今のうちにあまりそんな大変な思いをしなくてもきれいに住めるようにしたかったんです。丁度一部分が雨漏りをしていたのでこれを機に思い切って決意しました。また、実家が金沢なのですが、姉が一人で暮らしていたので、このリフォームを機に姉を大阪に呼んで一緒に住むことにしました。そうしたらお互い年をとっても安心。間取りも全部変更してリフォームしましょうか、という運びとなりました。」
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会社はどうやって選びましたか?
- ネットで探して10社くらいまわりました。レリさんは比較的後に見つけた会社です。
レリのHPを見て、本社の扉の写真を見つけたんです。その写真を見て、良い感じだなセンス良いかも、と思いました。最初は何の連絡もせず、ふらっと本社へ立ち寄ったんです。伺ったときに、無垢の床が気持ちいいなぁと思って。やっぱり一部リフォームしたときに合板フローリングの冷たさに辟易していたのでいいなぁーと思って。無垢床が、大きな決め手かな。実は、レリさんともう一社ですごく迷ってたんです。主人と姉とさんざん悩んで、会社のパンフレットや見積もりの内容を見ながら、あーでもないこーでもないといって話し合っていました。(笑)
本当に最後の最後まで悩んでいて、でもやっぱり無垢の床にしようと思って決めました。
無垢の床をずっと標準でつかってらっしゃるのでこの無垢の床の扱いに慣れているんだろうなあと。あ!あともう一つの決め手は社長さんの笑顔ですね。両方の会社の社長さんの顔をプリントアウトして、見比べてどっちの顔がすき??と比べていました。(笑) 経営者さんの顔立ちって大事なのかなぁと思っていて。レリの社長さんの笑顔が凄く素敵でした。それでレリさんに決めました。それからずっと姉はレリさんのことを「笑顔の社長さんのところ」と言っていました。(笑)
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家づくり中のこと、教えてください!
- お家のテーマは、「人の気配は感じるけど一人の時間を楽しめる」お家です。
姉が一緒に住むので、いくら姉妹とはいえ、べったりととずっと顔を合わせているのもきっと苦痛になるだろうと考えていました。各々のスペースで、つかず離れずの距離が保てる間取りはどんなものが良いんだろうと、会社を決める前から考えていたんです。
- リビングやダイニングスペースはその工夫が垣間見れます。人の気配は感じるけど、姿は見えない。一緒の空間にいるけど、自分の時間を過ごすことができるんです。
- 寝るときは自分の部屋で。それ以外はリビングでパソコンをしたり、ダイニングでで姉とお茶を飲んだりしています。姉は自分の部屋で本を読んでいることも多いので、それぞれ思い思いの時間を過ごせています。
仕様決めの期間は、ずっとお家のことを考えていましたね。
最初はパッと決めるんですけど、夜寝る前から反省が始まって、大丈夫かなとかあれで決めて良かったかなとか…ぐるぐる頭の中を駆け巡っていました。そして次の日加古さんに連絡して、やっぱり直したいとか相談して…ということばかり繰り返していたような気がします。(笑)
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お家のこだわりが知りたい!
- 簡単にキレイを保てるお家にしたかったので、片付いているように見えるところにこだわりました。
家に遊びに来られた方が口を揃えて褒めてくださるのは、ダイニング上にひょっこり顔を出している丸太。祖母が家を建てた時に使っていた丸太が、工事が進んだ時に出てきたんです。あえて見せる形でそのまま出して頂きました。家族も「えっ、こんなの入っていたの!?」と驚いていました。
- リビングや小上がりの畳スペースからは向かいの桜が鑑賞できます。昔からずっと、家でお花見ができる、絶好のお花見スペースです。昔は、母が季節の行事を大切にする人だったので、台にススキを飾って、月見団子を置いてお月見をしていました。
存在感抜群のリビングの本棚は、造作。サイズが大きい画集が多いので、既製品ではぴったりフィットするサイズがなく、つくっていただきました。画集もラクラク収納できるサイズ感なので、本もやっとほっと一息落ち着いているんじゃないかな。日の目を見なかった画集もやっと出して本棚に入れることができましたし、ふと昔の本を出してこんな本だったんだと新しい発見にも繋がっています。
キッチンも、いろんな所から行けるようにしました。グルグルまわれるので、リビングでパソコン作業をしていて、お茶がほしいと思ったらパッと取りにいけるのが、ラクですね。
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リノベーション後の暮らしについて。
- やっぱり、気持ちが良いですね。以前は、ぼろぼろの壁、不安定な床、少し傾いている襖に囲まれて暮らしていました。家具を動かすのも、汚い壁を隠すために家具をそのまえに置くという理由からでした。でも、今は家の中をあしらうことが良い気分転換になっています。
家具はネット探して新調しました。家具選びも仕様選びと同じくらい悩みに悩んで、時にはスタッフの加古さんに相談しながら購入しました。(笑) 床に合うだろうなぁと思って無垢を使った家具を多く購入しました。
また、トイレにアートを飾ったり、玄関にはお花を飾って楽しんでいます。トイレにはクリムトのポストカードを額縁に入れて飾っています。夏にはもう少しポップな色合いにしようと考え中。玄関の下駄箱上スペースは、姉の担当です。ボケの枝をバランスよく配置して、子どもの頃はいていたぽっくり下駄を添えました。季節ごとに違ったあしらいにしようと話していて、5月になったら5月人形を飾ろうと思います。