漆喰と珪藻土の違い
2017/02/26
漆喰は、カルシウムを主成分としており、もとは「石灰」と表記されていたものです。
防水性や調湿機能に優れているため、昔から土蔵や家屋の土で造られた内外壁の上塗り材としても使用されています。
珪藻土とは、珪藻という植物性プランクトンの死骸が海底や湖底で、長年にわたり化石化し、それが堆積してできた粘土状の泥土です。
火に強い土の為、昔から七輪など身近な存在として使用されておりました。
漆喰と珪藻土の共通点として『自然素材の塗り壁材』等の点が挙げられますが、違いは何でしょう?
・調湿効果
漆喰はアルカリ成分によりカビが発生しずらいといった優れた特徴がありますが、珪藻土と比較すると吸放湿性能は低いと言えます。
・固まる力
壁として使用するには、崩れないようにするために固まる力が最も大切になります。漆喰は石灰自らが固まる力があり、壁としての十分な機能があります。
しかし、珪藻土には粘土のように自ら固まる力を持っておらず、乾燥した時にボロボロと剥がれて落ちてきてしまいます。その為、珪藻土を壁に使用するためには他の固まる材料を混ぜる必要があります。
・見た目
見た目は漆喰の方が真っ白で光沢がありモダンな印象があり、珪藻土の方は漆喰に比べて比較的素朴で柔らかな印象の空間に仕上がります。
こちらはスイス漆喰です。
漆喰と言えば上にも書いたように白!と思い浮かべますが、こんな色もあります。
消臭効果もあるのでトイレにもピッタリです。
↑ ↑ ↑ こんな塗り方可愛いでしょ!石川